一橋大学編、その4

未知を切り拓くために、つねに自分自身を切磋琢磨する。

男12a

山口修一(仮名) 一橋大学 経営法務専攻

2015年3月修士課程修了見込、貿易会社勤務

──初期の志望企業(業界)は?

えーと、ですね。ぼくの場合は、他の方々と違って就活の参考にはならないかもしれませんね。

というのも、すでにある会社に勤めていて、社会人として夜間開講の大学院経営法務を専攻していたからです。
卒業したのは早稲田の法律で、会社のコンプライアンス部門に配属されたのですが、大学時代の勉強では不十分なので、自分の希望もあって、通学しているわけです。キャンパスも国分寺ではなく都心のほうなので、平日でしたが通いやすかったですね。

──なぜ、そうした勉強が必要になったのか?

会計基準が国際化され、お付き合いする弁護士は国際資格を持ち、公認会計士の方も IFRS の専門知識を身につけられていますから、そうしたグローバルでプロフェッショナルな人たちと会社を代表して交渉するためには、高度で実践的な法律や知的財産保護戦略など対等に議論できないと難しくなってきたからです。

対等は言い過ぎですね(笑)。学んでみて思うのは、どうしても法律って堅苦しくてアンタッチャブルな存在のように見えるじゃないですか。でも実際は違つて、日々変化しているものなんです。ぼくの中では、法律というよりルールという感じかな。その変化しているルールを一線で活躍している弁護士の方々や国際的に活躍している会計士の先生方から学んでいるというわけです。

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──社会人が大学で学ぶことは有益ですか?

もちろんですよ。まず意気込みが違います。

大学生時代と異なって、必要に迫られて勉強していますからね。みな必死です(笑)。また、ぼくのような民間企業から通学している人も多く、やはり金融関係や法律関係の会社の社会人が多いですかね。中には、情報通信や製造業出身者も見かけます。官公庁の方もいらっしゃいますね。

周りがそんな感じですから、みなさん一生懸命ですよ。授業料は会社負担で、学んだことを仕事で生かさないといけないので当たり前ですが…。

──振り返って、就活はいかがでしたか?

法律の専門家にはなれませんでしたが、学んだことを生かせる仕事には就きたいと思っていました。

それで貿易会社なら輸出入に法律の知見が必要なのではないかと思い、志望しました。そんな生易しいものじゃなかったですけどね(笑)。

とにかく英語の書類が膨大で、いきなり全部任されるわけではありませんでしたが、大変なところに来てしまったというのが当時の本音です。足りない部分が大きいので、また勉強しているという初めの話に戻るわけです。

──就活を振り返って、または後輩にアドバイスするとすれば?

いま大学院で学んでいるから言うわけではありませんが、「一生勉強」だと覚悟すべきですね。
というのも、いままさに勉強していることは明日になれば過去の成功事例に過ぎないからです。時代が変われば、答えも変わってきますから。

だから、就活においてもこうすれば内定がもらえるなんていうものがあったとしても、それはすでに過ぎ去った昔の話で、いまアテになるかどうかなんて分かりません。

というと身も蓋もないので、アドバイス的なことを言うと、自分なりの見識・自分の言葉で第三者に説明することを勉強やクラブ・サークル活動、アルバイトやボランティアなどで身につけてほしいですね。

──採用側の企業に言いたいことは?

人気企業ランキングなんて参考にしないでください。

ぼくはまったく関心がありませんでした。銀行や保険に入っておもしろいですか? 自分がやりたい仕事ができる環境がある会社を選択してください。

次回は、2月27日(金)に掲載します。次回から、早稲田大学編になります。