早稲田大学編、その1

今回のブログから「大学・大学院卒者の就活体験記」早稲田大学編を連載します。
人事採用者の関心が高いコンテンツであるととともに、主に就活中・就活を控えた学生の皆様の参考になる企画としました。大学別にそれぞれ4名のインタビュー記事を、基本的に毎週末に連載します。原稿にする作業が早めにできるようであれば、掲載間隔を短くします。

設問はみな同じにしています。
──初期の志望企業(業界)は?
──いつ頃から就活を意識したのか?
──就活は具体的に何をしたのか?
──最終的な志望企業(業界)は? 同じだった理由は? 変えた理由は?
──複数の候補企業から、入社を決めたポイントは何か?
──就活を振り返って、または後輩にアドバイスするとすれば?
──採用側の企業に言いたいことは?

就職先の商社を踏み台にして、さらなるジャンプアップをめざす。

男14b山崎浩一(仮名) 早稲田大学 政治経済学部

2015年3月卒業見込、大手商社入社予定

──初期の志望企業(業界)は?

入学当時は何も考えていませんでした。

自分が何に向いているのかが分からなかったし、とくに何かがしたいという気もありませんでした。それを見つけるのが大学生に与えられた4年というモラトリアム期間なのかとも、思っていました。

読書はわりと好きでしたが、本が好きだからといってまさか小説家にはなりませんよね(笑)。

──いつ頃から就活を意識したのか?

就活というかやりたいことは何なのかは、ずっとではありませんが、気持ちの片隅にはありました。

自分の性格からして人にアレコレ指示されてやるのは一番嫌いだったので、次第に起業を考えるようになりました。といっても資本もノウハウもないので、どんな会社に就職すればもっとも世の中の仕組みや可能性のある業種が探ることができるのかを基準にして、就活を始めました。

就職するにしても、できれば3~5年で吸収して起業したい。どんなに長くても10年で独立したいと決めて、会社を選びました。

──就活は具体的に何をしたのか?

わりとシンプルに考えました。業容が幅広い会社って何=商社だろう、と。どこに配属されるにしても、ビジネスのやり方や勘所を把握するには商社がもっとも適していると思いました。

金融やITだと範囲が狭く感じられたんです。あくまでも、大学生の考えることなんで、異論は認めます(笑)。

そこで、商社に就職しているOB訪問を繰り返しました。他の学生は仕事内容ややり甲斐なんかを質問するのに対して、ぼくはどれぐらいで担当業務をマスターしたのかとか異動は何年おきかとか聞くので、妙な学生がいると思われたかもしれませんね。

あとは二大商社の説明会から筆記試験、適性検査など選考フローに乗れるよう頑張りました。

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──最終的な志望企業(業界)は? 同じだった理由は? 変えた理由は?

起業を前提にした就職なので、商社一本に絞りました。数社の商社の中から、自分の希望が実現しやすそうなところを最終的な志望企業にしようと思っていました。

面接では、正直に「就職は起業のためのステップ」と言いましたよ。狙いは、お金を持っているリタイア層だとか。介護以外のビジネスチャンスがありそうだと思いませんか。

──複数の候補企業から、入社を決めたポイントは何か?

応募した会社のいくつかから内々定のお話をいただくことができました。

その中でココを選択したのは、社内ベンチャーの制度があって予想より早く好きなことができそうなことと、起業のハンデとなる資本を会社側が用意してくれる仕組みがあったからで、会社としてもむしろ独立を奨励していたので、好都合かなと思い決めました。

図体が大きくなり過ぎると、小回りが利かないし、ビジネスチャンスをキャッチアップするには経営的な判断の早さが求められるので、既存の組織形態のままだとどうしても新しい動きが取れない弊害を感じているんだと思いますよ。

上手くいけば、会社の一事業部門として取り込んでしまえば良いし。

──就活を振り返って、または後輩にアドバイスするとすれば?

うーん。人の面倒まで見きれないんですが、あえて言うなら大学の就職課やOBなど使えるモノは使って、自分が主人公になって就活してみることをおすすめします。

就活というと、どうしても内定欲しさに相手側企業に合わせた小手先のテクニックに走ってしまう人を多く見受けます。誰のための就活かを考えれば、自分のための就活じゃないですか。

自分勝手にやってみても良いと思うんですよ。

──採用側の企業に言いたいことは?

ぼくが言いたいことを正しく理解していただき、真っ当に受け止めていただいて感謝しています。

学生のみなさんがこれから就活に臨むにあたって、自分をしっかり持っていれば気持ちは必ず伝わるはずです。頑張ってください。

次回は、3月2日(月)に掲載します。