早稲田大学編、その3

両親を安心させたい──地元志向にマッチした会社選びが功を奏した。

男11a

吉田洋二(仮名) 早稲田大学 理工学部

2015年3月卒業見込、大手メーカー入社予定

──初期の志望企業(業界)は?

理系なのでメーカーに行ければと思っていました。
友だちの中には、マスコミに行ったヤツもいましたが、あくまで例外ですね。

──いつ頃から就活を意識したのか?

やはり3年も半ばになってからでしょうか。
文系だと危機感を持って早めに動くんでしょうが、どうしても専攻している研究で忙しいから合間に考えるということになりますね。

早稲田だからなんでしょうが、初めからAメーカーには何名、B電機には何名…と割り当てがあって、よほど成績がひどくない限り推薦で行けるんですよ。先ほど言ったマスコミに進んだ友だちのように、理系以外の就職をめざすなら文系と一緒に競争しないといけませんけど…。

──就活は具体的に何をしたのか?

ぼくは一浪して早稲田に入ったので、院はあまり考えませんでしたね。これ以上、社会に出るタイミングを遅らせたくないし、両親にも安心させたいという気持ちがありました。

実は、現役時も一浪時も東大理Iが不合格で、早稲田理工が合格でした。何やってんだかという感じです(笑)。

三井住友VISAカードのポイント2倍学生カード



──最終的な志望企業(業界)は? 同じだった理由は? 変えた理由は?

ややというかかなりというか、総合電機メーカーは長期凋落傾向にありますが、そこは技術領域が広い分、注力する分野が変わるかもしれないけれど技術研究職は続けられるだろうという読みはありました。

まさか、技術職を営業職に異動させるなんてことはないだろうと…。

──複数の候補企業から、入社を決めたポイントは何か?

非常に俗な理由で申し訳ないのですが、本社が出身地に近いメーカーを選ぶことにしました。

技術拠点は本社だけにあるわけではなく、全国に点在しているので、地元に近い事業所に配属されるかどうかは分かりませんが、少なくとも親は安心してくれたと思います。

──就活を振り返って、または後輩にアドバイスするとすれば?

自分の経験でしか言えませんが、遊んでも構わないので、平均レベル以上の成績を取っておいたほうが良いですよ。そうでないと、所属する研究室から推薦枠に入れてもらえませんからね。

それから、企業の研究所って大体辺鄙なところにあるので、見学や面接に行く時には時間に余裕を持って行ったほうが良いですね(笑)。

文系の人たちについてはよく分かりません。案外、楽に内々定をもらったヤツがいる一方で、苦戦しているヤツもいるし。

──採用側の企業に言いたいことは?

理系はずっと指定校制で、有力大学から有名企業への就職のルートができ上がっていますが、もっと自由競争枠を増やしたほうが多様な人材が取れるのではないかと思います。

自分が指定校制の恩恵を受けておいて言うのも、矛盾していますが(笑)。

次回は、3月9日(月)に掲載します。