自社ではできないデザインだけプロに依頼してみる。

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確かに自分の会社を一番良く知っているのは自社の社員ですが、知ってはいても上手に表現できないこともあります。そういう場合は自分ですべてを抱え込まずに、社内の人間を巻き込むことはもちろんですが、社外の人間=業社の協力を仰ぐことも有力な選択肢のひとつです。

見た目で差が出るのはデザインでしょうか。印刷でしょうか。写真でしょうか。原稿でしょうか。それぞれについて、業者に最低限依頼するとすれば、どこまでの範囲が可能なのかをご説明します。

まず、デザインについて考えてみましょう。

冊子の印象を決定づけるのは表紙です。デザインをミニマムで依頼するとすれば、表紙のデザインだけお願いしてみる手があります。中面も依頼すると全ページになりますから、かなりの予算が必要です。

表紙だけなら5万円も出せば十分なデザインが上がってきます。ここで留意しておくべきことは、デザイナーに渡すべき必要な素材を準備しておくことです。具体的には、

(1)ロゴ・マークといった社名のCIデータ

これは Word に貼り付けた画像ではなく、拡張子が「.ai」や「.eps」といった精度の高いファイルです。貴社の総務・広報・宣伝のセクションが保有しているはずです。

(2)CIマニュアル

ロゴ・マークの使い方に厳密なレギュレーションを持つ会社が少なくありません。(1)と一緒に渡してください。

(3)ロゴ・マーク以外の文字要素

冊子のタイトルやサブフレーズです。「タイトルやサブフレーズって何?」と思われるかもしれません。たとえば社内報を例に想像してみてください、タイトルが「社内報」と一番大きな文字で表紙を飾っているのは変です。市販の週刊誌や月刊誌、女性誌を思い出してください。タイトル=商品名、サブフレーズ=媒体の意味と考えてください。コカコーラと清涼飲料水の関係です。

したがって、タイトルを考えておく必要があるのです。タイトルも業者に考えて欲しいとなると、企画費用が発生します。仮に「コミュニケーション」をタイトルにするとします。これだけだと何の冊子か分からないので、サブフレーズとして「株式会社 ABC 商会 社内報 2015年夏号」とタイトルに添えるわけです。

社内報であれば、他に企画内容のキャッチコピー、連載企画のキャッチコピーなどもあったほうが良いと思います。この冊子を制作する発信元の住所や部署はおそらく裏表紙に掲載することになりますので不要です。

(4)発注の仕方

デザインの方向性を指示してください。温もり重視かクールなカッコ良さか、都会的なモダンさか手作り風か、力強さか柔らかさかなどです。これは中面に掲載する企画内容で決まってくると思います。「上手いことやってね」では通じませんので、自分がイメージしている他社の例などを挙げて説明してください。

加えて、必ず複数案出して欲しいと依頼してください。3~4案ぐらいまでなら常識の範囲内で、追加費用が発生することはありません。

(5)提案の受け方

プリントアウトか貴社で開けるファイル形式でのメール添付でデザイン案を受けてください。PDF ファイルが良いと思います。修正したい場合は、それに赤字を入れてチェックバックしてください。この作業が何度か繰り返されることなると思います。

意図した通りまたは期待以上のデザインが上がってくれば何の問題もありませんが、もし意図通りに上がってこない場合はデザイナーの力量不足も考えられますが、(4)発注の仕方が曖昧だったことが考えられます。

(6)納品の受け方

次回に取り上げる印刷の項に関連しますが、PDF ファイルで決定案を受け取ってください。

結論を整理させていただきます。

◆どのようなデザインにしたいのかを明確にしておく
◆それを文書化して外部の業社(デザイナー)に渡す

 

こうして、デザインの方向性にズレが出ないよう依頼内容を貴社と業者間で共有してください。

なお表紙デザイン案について、特に難しい事例の解決策を例示しましたのでこちらからご覧ください。

次回は5/15(金)に掲載します。

引き続き[あなたと、あなたの会社のために]をご覧ください。

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